和歌山武道館Aが優勝 紀の国剣道新人大会
「第12回紀の国剣道新人優勝大会(和歌山県剣道道場連盟主催)」は和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで行われ、低学年の部(小学3年生以下)では、和歌山武道館剣道錬成クラブA(西山直人代表)が109チームの頂点に立った。
大会は毎年和歌山で行われている。低学年の部は初開催となり、近畿地方や愛知県などのチームが出場。3人制の団体戦、2分3本勝負のトーナメント形式で争われた。
和歌山武道館Aは、先鋒・出口弘翔さん(9)、中堅・𠮷田真和士(まなと)さん(8)、大将・楠本一晴さん(9)が挑んだ。
3勝して迎えた準々決勝では、前回の対戦で敗れていた白川台少年剣修会と戦った。出口さんが2本の面を決めて流れをつくると、𠮷田さんが引き分けで大将につなぎ、楠本さん小手を決めて勝利をつかんだ。
準決勝では、京都太秦少年剣道部Aを破った。出口さんは積極的に攻めて2本勝ち。楠本さんは「なんとしても相手に1本を取らせないように戦った」と引き分け、和歌山武道館が本数勝ちを収めた。
和歌山対決となった決勝では、貴志少年剣道クラブAと対戦。出口さんと𠮷田さんが勝利して優勝を決めた。
出口さんは6戦全勝の活躍。「先鋒として流れをつくることができた」と振り返り、「ことし初めて優勝できてうれしい」と話した。
𠮷田さんは「チームでつないでつかんだ優勝だった」と笑顔。相手の動きを見極め、面と小手を多く決めた。
楠本さんは「前の2人がつないでくれたので、絶対に1本を取らせない意識で戦った。優勝できてうれしい」と話した。
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