県少年剣道小学生団体 砂山剣友会が優勝
和歌山砂山少年剣友会(硯昌宏代表)は、和歌山市手平の和歌山ビッグウエーブであった第38回県道場少年剣道大会の小学生団体の部でAチームが優勝し、県内30チームの頂点に立った。砂山Aを含む県内8チームは、7月30日に東京都千代田区の日本武道館で開かれる第58回全国道場少年剣道大会に出場する。
小学生団体では4年生以上が3人制のトーナメント形式で争った。砂山Aは、先鋒・大窪悠斗さん(10)、中堅・水井咲良さん(10)、大将・和田大輝さん(12)が出場。砂山は同大会の小学生団体の部の優勝から5年ほど遠ざかっていた。硯代表は「3人とも一生懸命に取り組んできた。優勝は努力の結果」と話す。
吉備剣道クラブBとの1回戦では全員が2本勝ちを収めた。大窪さんは「個人的に良い動きができた」と振り返り、相手の隙を見て小手を決めるなど活躍。先鋒として初戦からチームを勢いづけた。
砂山Aは2回戦で紫雲会A、準々決勝で貴志少年剣道クラブAを破り、準決勝では宮剣志館Aと対戦した。大窪さんが連敗の続いていた相手に1本勝ちをして雪辱を果たすと、水井さんは「自分が勝って試合を決める」と、面を連続で決めて逆転勝ちしチームを決勝戦に導いた。
七彩剣の会スポーツ少年団との決勝戦は中堅までで1勝1敗となり、命運は大将戦に委ねられた。
緊張感のある場面を和田さんは「絶対に勝って優勝を決める」と意気込んだといい、連続で面を決めて2本勝ちし、チームの優勝を決めた。
和田さんは「優勝できてめっちゃうれしい。最高です」と満面の笑み。「全国ではできるだけ上位に入れるように頑張る」と話している。水井さんは「みんなでつないでつかんだ優勝。うれしかった」と笑顔だった。大窪さんは「優勝できてうれしいが個人的には悔しさもある」と話し、「全国では全勝する活躍をしたい」と意気込んでいる。
優勝した砂山A、準優勝の七彩剣の会スポーツ少年団、3位の宮Aと貴志B、敗者復活戦を勝ち上がった貴志A、河南剣道クラブA、広川A、七彩Aが全国大会に出場する。
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