ウェイブス延長で惜敗 紀三井寺で淡路島戦

さわかみ関西独立リーグで戦う和歌山県内唯一のプロ野球団、和歌山ウェイブスは24日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で淡路島ウォリアーズに3―4と延長戦の末に敗れた。ウェイブスは7回裏に逆転に成功するもリードを守り切れなかった。これにより、引き分けを挟み6連敗となった。

淡路島
和歌山

(延長11回)

〔淡〕川崎、生島、横山―新沼〔和〕平野、唐澤、關矢―森悠▽二塁打=川崎(淡)

ウェイブスの先発・平野は4回まで、毎回走者を背負いながらも要所を締めてウォリアーズ打線に得点を許さず。5回に適時打で1点を失うも粘りの投球を披露した。

ウェイブスは6回裏に同点に追い付いた。1死から小川が二安で出塁し盗塁を成功。続く日沼の遊ゴロの間に、小川は俊足を生かして二塁から本塁に生還した。

さらにウェイブスは7回裏、敵失、野選、四球で無死満塁の好機をつくり、森悠の右犠飛で逆転に成功する。その後2死一、三塁となり、代打・岡村の二安で3点目を挙げた。

平野は7回に2点目を失うも、カットボールを中心に打たせて取り、8回を投げ抜いた。

ウォリアーズは9回表に同点に追い付き、試合は延長戦に突入した。ウェイブスは11回表に1点の勝ち越しを許してその裏、三つの四死球で2死ながら満塁と逆転サヨナラの好機をつくったが、あと一本が出なかった。

俊足を生かして活躍した小川佐和選手(23)は「チームのために、出塁して常に次の塁を狙う意識を持っている」とし、「走攻守でチームを勝利に導けるようなプレーをしていきたい」と話した。

8回2失点と好投した平野仁志投手(25)は「ホームを踏ませないように意識して投げた。ランナーを背負いながらも粘ることができた」と振り返った。

西村憲監督(37)は「粘り切れなかった」と話し、「負けの中でも選手は成長している。応援してくださるファンの方々に勝利を届けたい」と意気込んでいた。

6回裏、好走塁で二塁から本塁に生還した小川選手

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