ごみ拾いの思い出に 松江小がオブジェ寄贈
和歌山県和歌山市松江北の市立松江小学校の5年生8人が10日、石本倫章(みちあき)校長と共に松江連絡所(同市松江中)を訪れ、同地区のクリーン作戦で拾ったペットボトルなどのごみで作った「うみわかまもる」のオブジェを寄贈した。
同校では、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)について学ぶ授業の一環として先月、同所を基点に登下校中の児童を見守る「おかえりパトロール隊」と共に同地区のクリーン作戦を行った。集めたごみを5年生35人が再利用し、さまざまなオブジェを制作。
その一つとして、和歌山環境保全公社が環境保全教育としてスタートさせた「うみわかまもるプロジェクト」のシンボル、アオウミガメの「まもる」をモチーフにしたオブジェを作った8人が、制作に込めた思いなどを伝え、「置いてもらえて光栄です」と笑顔で手渡した。
村田瞬基(しゅんき)君(11)は「そんなにごみがないと思っていたけれど、探してみたらいっぱいあったので、これからもこのまちをきれいにしていきたい」と話し、オブジェを受け取った同隊長の川口敏夫さん(73)は「いつも子どもたちから元気やエネルギーをもらっていて、一緒にごみ拾いした思い出を形として残せるのがうれしい」と笑顔だった。
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