本町にコールセンター 進出協定の調印式

㈱エールスタッフ(大阪市北区、北瀬真之亮社長)が和歌山市本町の和歌山京橋ビル7階に「和歌山コールセンター」を開設することが決まり、19日に県庁で進出協定調印式が行われた。

同社は2016年に設立。看護、介護、保育分野の人材派遣・紹介、救急相談センターの運営などの事業を行っている。和歌山コールセンターは、けがや急病で救急車を呼ぶかどうか迷ったときの電話相談窓口「#7119」に係るコールセンターとなる。

調印式には北瀬社長、仁坂吉伸知事、尾花正啓和歌山市長が出席。仁坂知事は「和歌山県にとって雇用は大事。大変喜んでいます」と感謝し、尾花市長は「和歌山市は製造系の会社が多かったが、最近はオフィス系の会社も多くなっています。医療や子育ての環境も充実しています」と市の魅力を紹介。北瀬社長は「和歌山に2号店、3号店を出せるようにどんどんシェアを上げていきたい」と意気込みを示した。

同社は3年間で18人(うち正社員13人、非正社員5人)の雇用を予定している。北瀬社長は同市へのセンター開設を決めた理由について「県や市の助成が手厚く、他の候補地と比べて大阪から近いことも魅力だった」と話した。

協定を結んだ北瀬社長(中央)ら

協定を結んだ北瀬社長(中央)ら