𠮷田選手かっこいい! 母校の那賀高生ら観戦
熱戦が続く東京オリンピック。和歌山県紀の川市出身の男子ハンドボール日本代表、𠮷田守一(しゅいち)選手(20)を応援しようと、母校の県立那賀高校(岩出市高塚)で30日、同校のハンドボール部男女の部員45人が「彗星ジャパン」に声援を送った。
𠮷田選手は同校のハンドボール部で3年春に選抜大会にも出場。同校を卒業後、筑波大学体育専門学群に進学。現在は同大に在籍しながらポーランドのハンドボールチーム「タルヌフ」で活躍する。日本代表のメンバーの中では最年少での選出という。
同日、男子日本代表は予選リーグ4戦目でバーレーンと対戦。同校の部員は、アルコール消毒と換気、マスクを着け部員同士の間隔を十分に確保し声を極力出さないようにクラブ活動として観戦。スティックバルーンで日本代表にエールを送った。
𠮷田選手は前半20分ごろに途中出場。身長190㌢の恵まれた体格を生かし、得意のデイフェンス力で相手の攻撃をうまく抑えて1点をリードしたまま後半へつなげた。
後半20分ごろにも出場。𠮷田選手が同校ハンドボール部に所属していた時から、男子チームの顧問を務めている松尾伸司教諭(44)も温かい眼差しを向けた。
日本代表に選出された際には𠮷田選手から連絡があったといい、松尾教諭は「世界で戦っているのが信じられない。すごくうれしい。シャイでおとなしい性格だけど強い思いを持って戦ってくれる」と話した。
試合は惜しくも32‐30で破れたが𠮷田選手は日本に流れをつかむようなプレーを見せた。
男子ハンドボール部の主将で3年の橋本健汰さん(17)は「チーム一丸となって戦っていてお手本になるようなプレーばかりだった。𠮷田選手の姿がとてもかっこよく自分たちもこれから頑張ろうと思った」と話した。
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