非常用の簡易トイレ サンコーが和市に寄贈
和歌山市北部地域で大規模な断水が発生していることを受け、海南市大野中の生活用品などを開発・製造・販売する㈱サンコー(角谷太基代表取締役)は4日、断水時に便利な自社商品「トイレ非常用袋 抗菌凝固剤付」2000個を和歌山市に寄贈した。
同商品は凝固剤と汚物袋をセットにしたもので、断水時の洋式便器に汚物袋をかぶせるだけで用を足すことができる。凝固剤は水分を素早く固め、1袋で約400㏄を吸水。袋には消臭成分を配合し、臭いが外に漏れにくく、凝固剤には抗菌加工が施され、すぐに捨てることができない場合でも菌の増殖を抑えることができるという。
同日午後3時ごろ、加納浄水場(同市松島)に同商品40個入りのダンボールが50箱届けられた。同社SCM本部の熊石和彦本部長は「迅速に市民の皆さんの役に立ててほしい」と話し、同浄水場の中野善史場長は「本当にありがたい。必要としている人たちに早く届けられるよう努めたい」と話した。
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