ささいな事でも情報を 指名手配捜査強化月間
11月の「指名手配被疑者捜査強化月間」に合わせ、和歌山県警刑事企画課と和歌山東、和歌山西、和歌山北の3署は9日、和歌山市のJR和歌山駅と南海和歌山市駅、同和歌山大学前駅の各駅前で広報啓発を実施。警察庁指定の重要指名手配容疑者らのポスターを掲示し、手配の写真入りマスクケースを配りながら、駅利用者らに情報提供を呼び掛けた。
南海和歌山大学前駅では、和歌山北署と刑事企画課の7人が、通勤、通学などの駅利用者らに「指名手配犯の検挙にご協力ください」などと呼び掛けながら、マスクケースを配布。3カ所で合計約2000枚を手渡したという。
同課手配共助係の井戸量太警部補は、「指名手配容疑者らは一般人にまぎれて生活しており、警察のみで見つけるのは難しい」と話し、「『似ているな』など、ささいなことでも遠慮せずに通報してもらいたい」と呼び掛けた。
同課によると、9月末時点における全国の指名手配容疑者は約560人だという。
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