減少傾向は緩やか コロナ感染対策の継続を
和歌山県は1日、県内で新たに290人が新型コロナウイルスに感染したと発表し、前週の同じ火曜より36人減少した。3日続けて死者はなく、クラスター(感染者集団)の新規認定は1件だった。
290人の保健所管内別内訳は、和歌山市144人、海南12人、岩出29人、橋本52人、湯浅20人、御坊9人、田辺12人、新宮12人。
229例目となったクラスターは新宮管内の中学校で、生徒5人と職員1人が感染した。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日比3・9人減の216・5人。
県内の感染者は累計2万2826人。入院者数は361人、重症者は県基準で47人、国基準で6人、肺炎患者は91人。ホテル療養を含む待機者は1229人。病床数は、クラスターとなった病院を臨時の新型コロナ病床としたため、18床増の648床となり、使用率は55・7%となっている。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は「クラスターの発生が減ると全体の感染者数も減少に転じてくる。非常に望ましいことだが、下がり方はやや緩やかだ」と述べ、減少傾向を歓迎しつつも、引き続き感染防止対策の徹底を求めた。
また、自宅で症状が悪くなり、救急搬送で陽性が分かり、即入院となる事例が目立っているとし、基礎疾患のある高齢者などは、普段と体調が違ったら早めに医療機関を受診するよう呼び掛けた。
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