映像機器贈る 城善建設がつわぶき会に
城善建設㈱(和歌山市十一番丁)は23日、㈱紀陽銀行(同市本町)が地域の企業と共に取り組む「紀陽CSR私募債」の仕組みを活用し、同市西庄の社会福祉法人つわぶき会にプロジェクター2台を寄贈した。
私募債という社債を発行する際に支払う手数料の一部を寄贈や寄付に充てるもの。
寄贈式は同日、同会が運営する知的障害者らの総合施設、綜成苑で行われ、同所と綜愛苑の利用者を代表し、計10人が出席した。
同社の依岡善明代表取締役は、同会の岩橋正悟理事長の父で昨年4月に亡くなった秀樹さんとの思い出にもふれ、「理念に感銘している。微力ですが協力できれば」とあいさつ。岩橋理事長に目録を手渡した。
同行和歌山営業本部の北坂幸三部長は「プロジェクターが永く利用者さまにご愛用いただけますように」と話し、各施設を代表して利用者2人が「いろんな映像を見て楽しみたいです」「映画を見たい」などと感謝を伝えた。
岩橋理事長は「コロナ禍もあっていろんな活動ができず、つらい思いをしてきたので、長く元気でいられるためにもプロジェクターをいっぱい活用し、楽しい社会をつくっていきたい」と謝辞。依岡代表取締役は「喜びを感じて前向きに、明るく過ごしてもらえれば」と願っていた。
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