外出の機会増やしたい JKA補助金で福祉車両
和歌山県紀の川市黒土の社会福祉法人篤眞会「ケアハウス後楽荘」は、公益財団法人JKA(東京都)の補助金を活用し、福祉車両1台を購入。12日に納車され、職員と利用者が共に、車椅子をそのまま乗せられる福祉車両の到着を喜んだ。
競輪・オートレースの売上金の一部で社会的課題の解決に取り組む活動を支援するJKAの「競輪とオートレースの補助事業」を活用し、同ケアハウスが購入した福祉車両は3台目となる。
9年前の前回は、車椅子の他、ベッドをそのまま搬送できる大型の福祉車両を購入。今も活躍しているが、地域には狭い道が多く、小型の福祉車両を新たに購入しようと昨年、同補助金を申請した。
今春、申請許可が下りたことから、上限150万円の約4分の3の補助金を得て同車両を購入。今後は障害者の移動支援やデイサービスの送迎、ケアハウスの入居者の移動などに使われるという。
同ケアハウスの岡田孝之事務長(65)は「コロナ禍で外出の機会が極端に減ってしまい、ストレスを感じさせてしまった利用者の方にも、これからこの車を使って買い物ツアーやドライブなど、外出する機会を増やしていきたい」と笑顔で話した。
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