死亡事故受け安全対策検討 湊の交差点
下り坂になっている事故現場
和歌山市湊の市道交差点で軽貨物車(ハコバン)と幼児用自転車に乗っていた男児(4)が衝突し、男児が死亡した事故(先月27日)を受けて、市は同交差点の安全対策を検討している。
男児が走行していた道路は、約100㍍にわたり緩やかな下り坂になっている。また、T字路交差点に差し掛かる付近で傾斜が強くなっている。男児は交差点に進入する際、ブレーキが効かなかったのではないかとみられている。
同交差点は、地元では子どもが飛び出す危険箇所として認識されていた。事故を受け管轄の和歌山北署は、市に交差点付近の傾斜を手前で水平になるように安全対策を取るよう申し入れた。
市は「坂を掘り下げると擁壁がもろくなる可能性もある。警察と協力して注意喚起物の設置など、できることから進めたい」と話している。
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