消防救助の技術競う 県大会に229人出場


「ロープブリッジ渡過」を行う消防職員

 消防救助活動の技術を競い合う第41回県消防救助技術会が8日、和歌山市冬野の県消防学校で開かれ、陸上と水上の13種目に県内17消防本部の消防職員229人が出場した。

 県消防長会(会長=林正義和歌山市消防局長)が主催し、昭和47年から開かれている伝統の大会。開会式で林会長は「立派な救助隊員となるためのいろいろな経験を積むことができる機会。力を100%発揮してほしい」と激励した。

 陸上の部は、水平に張った往復40㍍のロープを渡る「ロープブリッジ渡過」、2人一組で塔の下の要救助者を搬送、脱出する「引揚救助」など7種目。水上の部は「基本泳法」や「溺者救助」など6種目。出場者は懸命の表情で各競技に取り組み、訓練の成果を発揮していた。

 各種目の上位者は、7月の消防救助技術東近畿地区指導会(京都市)、8月の全国消防救助技術大会(東京都)に出場する。本紙エリアで県代表になったのは次の皆さん。

 【全国大会出場】◇ロープ応用登はん①和歌山市B(和田嵩史、松本貴哉)

 【東近畿地区指導会出場】◇ロープブリッジ救出①那賀(中内督貴、石橋雅美、日高翔紀、坂口浩城)②和歌山市(梶本敦司、井上智雄、藪野全哉、吉見允志)◇障害突破②那賀A(木下昌計、藤戸俊宏、廣野剛人、河本武、船越裕貴)◇引揚救助①和歌山市(小原瑛策、森匡央、大林正幹、佐原通祐、岡田良太)②那賀(後藤哲也、長佑典、楠岡康平、山口隆也、岩城亜季也)◇基本泳法①前田憲輝(和歌山市)◇水中検索救助①和歌山市(後岡宏、島本慎吾、山﨑智洋、山根聖司)

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