海南市下津町の瀬川さんに文科大臣表彰
「スポーツの魅力は出会いと健康」と笑顔を見せる瀬川さん
長年にわたって各種スポーツ事業の実技指導や企画に尽力し、地域のスポーツ推進に顕著な功績があった人を文部科学大臣が表彰する平成24年度スポーツ推進委員功労者に、海南市下津町方の瀬川禎彦さん(77)が選ばれた。県内での受賞者は1人。29日、長崎県で開かれる第53回全国スポーツ推進委員研修協議会の席上で表彰される。
瀬川さんは昭和46年に本県で開催された黒潮国体のバドミントン競技で監督として県の教員チームを優勝に導き、48年4月に下津町体育指導委員(現在のスポーツ推進委員)に就任。平成17年の旧海南市と下津町の合併以降は海南市同委員として尽くし、住民への生涯スポーツの指導、普及・発展に努めている。
総合型地域スポーツクラブ「下津スポーツクラブ」の設立に取り組み、理事長として「Vリーグ選手によるバレーボール教室」「温泉卓球」といったユニークな企画で地域のスポーツ振興に貢献。平成27年度の紀の国わかやま国体でデモンストレーションスポーツとしてカローリングを行うため市内各地で教室を開いており、23年には市の協会を立ち上げている。
「スポーツは人と人とをつなげ、心身を健やかにしてくる」と笑顔を見せ、受賞に「身に余る光栄です。本当に皆さんのおかげ」。2度目の国体へ「またお手伝いができて幸せです。子どもからお年寄りまで全ての人に体験し、感動を味わってもらえるよう地域全体で盛り上げていきたい」と精力的に話している。
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