優勝の夢は続く トライアンズ今季終了
健闘を互いにたたえ、抱き合う青野㊧と永山の両選手 (トライアンズ提供)
プロバスケットボールNBLの和歌山トライアンズは24日、東京の国立代々木第二体育館で、日本一を懸けた東芝ブレイブサンダース神奈川とのプレーオフファイナル第3戦に臨み、61―78で敗れ、リーグ2位で今季の全試合を終えた。
〔24日〕
和歌山61(4―28、16―17、15―20、26―13)78神奈川
3勝先勝方式で優勝が決まるファイナルに、トライアンズは2連敗と後がない状況。さらに主力のマイケル・パーカーとリック・リカートの外国人2選手がけがで欠場した。
しかし、このピンチにチームが団結。中務敏宏が8得点、久保田遼が7得点、阿部佑宇が7得点、根来新之助が8リバウンドなど今後の成長が期待される選手たちが奮闘。身長210㌢のセンター、青野文彦は普段20分程度のプレー時間を、責任感を持って40分出場するなどチームを支えた。シーズンを通し、パーカーとともにチームをけん引した川村卓也もフル出場し16得点と活躍した。
東芝は、リーグ得点王のニック・ファジーカスが25得点、3シュート成功率リーグ2位の辻直人が20得点など、両主力を中心に攻撃の手を休めず、トライアンズに白星を与えなかった。
引退試合になった永山誠主将は「最後まで諦めずに和歌山らしく全力で取り組めたと思う」と振り返った。パブリセビッチヘッドコーチは「1年目のチームがここまで勝ち抜いてきたことは高く評価するべきことだと思っています」と来季を見据えてコメントした。
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