佐村新所長が着任 和歌山地裁
会見する佐村新所長
和歌山地方・家庭裁判所所長に4日付けで着任した佐村浩之所長(58)が16日、就任会見を開き、着任の抱負を述べた。
佐村所長は東京都出身。東京大学法学部を卒業した後、昭和56年に東京地裁判事補任官として着任。その後は仙台高裁判事や東京高裁判事、横浜地裁判事部総括などを経て現職。主に行政関係など民事訴訟の裁判を担当してきた。前職の横浜地裁では、自衛隊厚木基地騒音訴訟で、騒音被害の違法性を認め、自衛隊機の夜間と早朝の飛行の差し止めを認めるとともに、国に過去最高の総額約70億円の損害賠償を命じる判決を下した裁判長として注目を浴びた。
今後の裁判所運営の方針としては、「引き続き、裁判所見学やキッズ法廷などで、裁判所運営に国民の理解が得られるように務めたい」と述べた。裁判所がある和歌山市の印象については「落ち着いている印象。温暖な気候で食べ物もおいしい土地と聞いている」と親しみを込めて話した。
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