高校生に「現場知って」 電業協会が見学会
工事現場で説明を聞く生徒ら
県内の電気工事業者らでつくる一般社団法人和歌山電業協会(吉川幸夫会長)は4日、和歌山市の和歌山北高校西校舎で建設中の体操練習場の工事現場に和歌山工業高校電気科の2年生78人を招き、見学会を開いた。「わかやま産業を支える人づくりプロジェクト」の一環として県が協賛した。
同科卒業生の多くは県外企業へ就職するなどし、地元の設備工事会社に就職する生徒はわずか数%というのが現状。同協会は、生徒に実際の工事の現場を知ってもらい、関心を高めることで県内での人材確保と育成を目指そうと、初の見学会を企画した。
生徒らは、最初に教室で図面などを見ながら工事の概要の説明を受けた。その後、班に分かれ作業着とヘルメットを身に付け、大規模工事が行われている現場を見て回った。
見学を終えた吉田光輝くんと南垣内和司くんは「進路はまだ決めていないが、電気科の実習はおもしろい」「大きな現場を初めて見た」と話していた。
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