佐々木さんのパンダタクシー人気
パンダのぬいぐるみにヒマワリの造花で季節を演出
和歌山市内を走る1台のタクシーが人気を呼んでいる。車内をパンダグッズで飾り、日本一ジャイアントパンダの飼育頭数が多い県のPRとともに、「乗客に喜んでもらいたい」というサービス精神が売りだ。
パンダタクシーの乗務員は南海アーバン交通(和歌山市楠本、三草大介社長)の佐々木ちひろさん(61)。常連客からは「パンちゃん」の愛称で親しまれている。
きっかけは、観光客などに県をPRしようと、3年前に「パンダ」にスポットを当て、後部座席後方をぬいぐるみで装飾したこと。ルームライトの部分に小さなパンダを吊ったり、名刺をパンダでデザインしたり、随所に佐々木さんのアイデアと工夫が詰まっている。
パンダをきっかけに乗客との会話が弾むことも多い。親しみやすい人柄から常連客が増え、中には「やっと乗れた」という乗客もいるという。佐々木さんは「近場でも遠くでも『喜んで』の精神で、いつも笑顔でみんなに好かれる運転手を心掛けています。パンダで少しでも観光PRの力になれれば」と笑顔を見せている。
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