市駅再開発に市民の声を 市民団体が要望
5月に南海電鉄㈱と和歌山市が共同で発表した、駅ビル建て替えを含む南海和歌山市駅活性化構想について、市民、地元商店主、和歌山大学の関係者でつくる市民団体「市駅まちづくり実行会議」は8日、市民が参画し、議論できる場を設置するよう求める要望書を尾花正啓市長に提出し、「この機を逃したらもう活性化は実現しない」と切実に訴えた。
この日、同会議の発起人が市役所を訪問し、要望書を尾花市長に手渡した。
和歌山大学観光学部の永瀬節治准教授は「市駅周辺が歩いて楽しいまちになっていないという意見がかなりある」とし、市駅前商店街の通りについて「車が減少している中、4車線も必要ないので、歩道を広げるという考えもある」と提案。市駅地区商店街連盟の森下幸生会長は「以前あったレンタサイクルを復活させてほしい」、城北地区第20区自治会の木村一夫会長は「市駅裏の活性化も考えてほしい」などと要望した。
提案を聞いた尾花市長は「皆さんがまちを盛り上げてくれれば本当にありがたい。一緒にやっていきたい」と要望の実現に向けて前向きな姿勢を示した。
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