苦渋の運賃値上げ 20年ぶり貴志川線
和歌山電鐵㈱(本社・和歌山市伊太祈曽、小嶋光信社長)は15日、貴志川線の初乗り運賃を4月1日から、現行の初乗り170円から190円に値上げすると発表した。消費税率の変更時を除き、同線の運賃値上げは約20年ぶり。
運賃改定に合わせて、他のローカル鉄道と比べて割引率が高かった定期券平均割引率は、通勤40%(現行47%)、通学64%(同67・5%)に改定する。
平成18年に同社が貴志川線の事業を引き継いで以降、自治体の支援を受けながら、さまざまな経営努力により黒字運営を目指してきたが、赤字脱却には至らず、苦渋の判断を迫られた。
同社は「今回の運賃改定を行う以外に存続は望めないとの結論となり、最低限のご負担をお願いせざるを得ない」と理解を求めている。
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