プールの壁画を作製 県和歌山にRC支援
県立和歌山高校(和歌山市新庄、嶋田博文校長)生徒会は、老朽化している校内のプールサイドの壁画を新たに作製し、24日の完成を目指している。和歌山ロータリークラブ(RC、宮本克之会長)が協力し、塗料代として約10万円を寄贈した。
壁画は高さ約2㍍、長さ約35㍍。以前の絵は十数年前に当時の美術部員が描いたもので、壁画のペンキがはがれてきたことに気付いた生徒会執行部は昨年11月、校内からデザイン画を募集した。採用されたのは美術部1年生、山﨑ちはるさん(16)の作品「アクアリウム」。山﨑さんと執行部は「壁画作成プロジェクトチーム」を結成し、今月2~7日に下書きをした。
寄贈式は9日、同校で行われ、宮本会長が生徒会長で2年の弓場大輝君(17)に目録を贈呈。宮本会長は「学生が主体的に壁画を作製することで、課題の発見、解決力、さらには協働する力を高め、新たな価値を生み出す能力が養われることを期待しています」と話した。
山﨑さんはデザイン画について「プールにちなんで、クジラや魚を描き、生徒の元気が出るように青や黄色といった明るい色を使っています」と説明した。
弓場会長は「僕たちの考えたプロジェクトに賛同し、寄贈していただいた。頑張ってみんなで協力して作り上げる」と意気込み、「壁画を見る生徒に、自分たちも頑張ればできると思ってもらえれば」と話していた。
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