和歌山の日本茶でラテ ぶらくり丁の専門店が開発
「熊野ほうじ茶ラテ」 と 「白浜紅茶ラテ」 をPRする木村社長
和歌山市のぶらくり丁商店街にある茶専門店 「㈱番茶屋」 (木村圭一社長)は、 県内産の日本茶を使った 「熊野ほうじ茶ラテ」 と 「白浜紅茶ラテ」 を発売した。 茶葉を14時間かけて粉末にし、 インスタントながら香りや渋味もそのまま味わえる工夫を凝らした。 木村社長(59)は 「ぜひ飲んでもらって、 『和歌山にこんなものがあったのか』 と思ってもらいたい。 新たな県産品になってほしい」 と話している。 価格は525円(75㌘)。
熊野ほうじ茶ラテは、 南紀の色川地区で採れた色川茶を使用。 同社店舗前のほうじ機(直火)でほうじ、京都の工場で「セラミック粉砕」という特殊な方法で14時間かけて細かく粉砕した。 ほうじ茶特有の香ばしさはそのままに、 ミルクと甘みを加えてラテに仕上げた。白浜紅茶ラテは、「南紀白浜・川添茶」 を生茶の段階で発酵させて作る「白浜紅茶」(昨年発売)を使用。同じくセラミック粉砕し、 紅茶の香りと渋味を残しつつ、ラテにした。
どちらも高級茶葉を使っているため口当たりが柔らかい。 エッセンスなどの香り付けは一切せず、 茶葉本来の風味と香りを生かし、 一般的なインスタント茶とは一線を画した。 混ぜるだけで泡立ち、 セラミック粉砕のため飲んだ後で粉がカップの底に残ることがない。 木村社長は 「ほうじ茶とミルクは思い掛けないコラボレーション。 白浜紅茶は年間約15㌔しか生産されず、 ものすごく希少価値があるが、 ラテにすることでより気軽に飲んでいただけると思う」 と話している。 問い合わせは同店(℡073・422・3677)。
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