砂浜に映える淡い紫 片男波のハマヒルガオ
和歌山市和歌浦南の片男波公園で、海岸に沿って咲くハマヒルガオが見ごろを迎えている。
ヒルガオ科の多年草で、海岸に生える海浜植物。同公園でも海岸近くの植え込みの砂の上に、はうように分布し初夏の潮風に揺れている。万葉集では「容花(かほばな)」として恋の歌に詠まれている花でもある。
花はヒルガオとよく似ているが、ヒルガオが淡いピンクなのに対してハマヒルガオは淡い赤紫色。開き始める早朝には、海岸の植え込みが赤紫の花でいっぱいになる。
花が楽しめるのは6月上旬ごろまで。和歌公園管理事務所は「潮風を感じながら、万葉の昔から詠まれている花を見てもらえたら」と来園を呼び掛けている。
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