天守閣に避難経路図掲示 耐震診断結果受け
和歌山城天守閣の耐震診断結果で、震度6強~7の大規模地震で倒壊する危険性が高いと分かったことを受け、和歌山県の和歌山市は27日、ゴールデンウイークを前に、来場者の安全性の確保と災害時の早期避難を目的に天守閣内9カ所に避難経路図を掲示した。
避難経路図は天守閣1階に7カ所、2階と3階にそれぞれ1カ所ずつ掲示しており、観光客が分かりやすいように日本語と英語、韓国語、中国語で記されている。万が一、地震や火災が起こった際は、避難経路図を確認し、中庭へ移動した後、係員の誘導に従って天守閣前の売店に避難することになっている。
市和歌山城整備企画課の山路都子課長は「和歌山城は和歌山のシンボル。観光客の皆さんの安全を確保したい。皆さんも避難場所を確認してください」と呼び掛けている。
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