ライフライン復旧を 県災害対策本部会議
24日午前には県庁で第1回県災害対策本部会議が開かれ、本部長の仁坂吉伸知事が、ライフラインの早期復旧を呼び掛けた。
県幹部や県警、和歌山地方気象台、関西電力㈱和歌山支社などの関係者60人が出席。気象状況や人的・物的被害、それらの対応状況について報告した。
県土整備部によると、県管理の河川では、9河川が氾濫危険水位を超過。24日午前0時50分には熊野川(日足)で氾濫し、水位は12・2㍍に達したが、同日午前11時半現在、7・26㍍まで下がっているという。また同日午前8時現在のダムの状況は、放流量より流入量が下回り水位は低下。古座川町の七川ダムは大幅に水位が上昇し、23日午後11時半ごろから放流量を増やす異常洪水時防災操作への移行を目指すべく関係機関と調整したが、徐々に流入量が低下したため同操作を回避した。
仁坂知事は、被害を受けた本宮地域の観光や避難者への対応などを指示。七川ダムについて「短時間で危なくなったのはショック。運用についてじっくり検証する必要がある」と述べ、その他の対応についても2次災害に注意するよう促した。
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