論理的思考を楽しんで 浜宮小で統計の授業
県調査統計課の出前授業「統計っておもしろい! 数字でみる和歌山」が29日、和歌山市立浜宮小学校(内原、伊勢真朝美校長)で行われ、4年生89人が数字とグラフから和歌山について学んだ。
2016年度から始まり、同校は本年度16校目。今回はプログラミング教室と同時開催し、論理的思考も学んだ。
統計の授業では、最も生産量の多い果物や森林の占める面積など、和歌山の数字に関するクイズに挑戦。全国30番目の広さの和歌山と一番広い北海道を比較したグラフを見て、児童は驚いていた。
プログラミングの授業はNPO法人和歌山IT教育機構が講師を務め、児童はコードスタジオという学習ツールを使い基礎を学んだ。プログラムに必要なソースコードを入力する代わりに、指示の書かれたブロックを組み合わせ画面上のキャラクターを動かすことでステージクリアを目指す「マインクラフト」のソフトを体験。組み合わせを少し間違えると失敗するステージに、児童は考えながら組み合わせを変えて何度も挑戦していた。
授業を受けた宮本璃香さんは「面積のグラフを見て、車で走ると時間がかかるのに意外と小さいと思った」、垣内瑛貴君は「指示通りプログラムを作ったつもりでもキャラクターが思っていたより多く動いてしまったので、考えて進めていかないといけないと思った」と話していた。
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