未来のため行動 加太で気候変動ストライキ
「気候保護のためのストライキin和歌山」が22日、和歌山県和歌山市の加太海水浴場で開かれ、地球環境改善に向けて行動を起こそうとの主旨に賛同した約50人が参加し、海岸のごみを拾い集めた。
23日にニューヨークで開かれた「国連気候行動サミット」に向け、地球温暖化を人類が持続的に生存可能なレベルに抑えることなどを求め、世界150カ国以上で行われてきた環境保全活動の一環で、日本での呼び掛け人は大阪府出身の谷口貴久さん。
今回の活動「ごみゼロ大作戦!@加太海水浴場」は、同市の主婦で同じ保育園に子どもが通う友人である堀切美央さん、加藤理菜さんの2人が企画した。
参加者は親子連れが中心。清掃活動の前には、人間が捨てたプラスチックごみなどにより、海洋生物が死んだり汚染されたりしている深刻な環境問題を分かりやすく描いた絵本『うみがしんでしまうよ』の読み聞かせを行った。さらに、温暖化など人間の経済活動が気候変動につながり、極地の氷が解けていること、干ばつや森林火災などが多発していることを学んだ。
砂浜では、参加者がバケツやごみ袋を手に、漂着したビニールやペットボトル、たばこの吸い殻などを拾い集めた。
堀切さんと加藤さんは「気候変動について知り、このままでは子どもたちの未来が危ないと感じました。自分たちでもできることをしようと、ごみ拾いを企画しました。活動は今回だけで終わらせたくないので、一緒にやってくれる人が増えればうれしい」と話していた。
活動の情報はフェイスブック(https://www.facebook.com/events/710421809420741/)で発信している。
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