昔遊びの可能性広げて 和大でお手玉の講義
和歌山大学(和歌山県和歌山市栄谷)で11日、お手玉の講義が開かれ、教育学部学校教育教員養成課程の学生14人がさまざまなお手玉遊びに挑戦した。
同学部の菅道子教授と上野智子准教授の講義で、音楽を中心に幼児の発達や表現に関する理論、実践を学ぶ「保育内容(音楽・身体総合表現)」の一環。和歌山のお手玉の会の森勝代代表が学生にお手玉の歴史や体に与える効果、大人も子どもも交流できる遊び方を実践しながら紹介した。
お手玉遊びの経験が少ない学生も多く、両手で投げて受け止める昔ながらのお手玉遊びに苦戦しつつ、歌に合わせて投げる遊び、ラケットでお手玉を打ち返す遊びなどを体験。1回生の姫路美愛さん(19)は「お手玉は小学生の時に授業で遊んだくらい。音楽に合わせたり、他のものと組み合わせたりして、想像以上にいろいろ遊べるのだと分かった」、小栗蒼生さん(18)は「自分でお手玉はほとんどしたことがなかった。やり方が分かるのに、実際してみると難しい。今も自分たちがこうして全力で遊べるのがすごいと思う」と話していた。
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