使命感を胸に第一線へ 県警察学校で卒業式
和歌山県警察学校(和歌山市木ノ本、東山一樹校長)で1月31日、初任科第148期生の卒業式が行われた。10カ月の訓練を終えた女性17人を含む35人が警察官としての新たな一歩を踏み出した。
初任科生18~26歳は昨年4月に採用され、警察官に必要な知識と技能を学んできた。女性の人数は過去最多となる。
式では東山校長が「学校で学んだことは基本。第一線で全てを吸収するように努力し、なくてはならない人材になってもらいたい。心身ともにたくましい警察官になり、活躍してほしい」とあいさつ。卒業生を代表して小川和通さんが「ここでしか経験できないことがあった。一人ひとりが警察官であることを自覚し、強さと優しさを兼ね備えた警察官になれるよう励みたい」と謝辞を述べた。
卒業生の瀨村光さん(19)は「教官の熱い指導と家族の支えでこの日を迎えられたことに感謝。元気に、積極的に行動して信頼される警察官になりたい」、上ノ山悠里さん(19)は「卒業した実感はまだ湧かないが、女性としてできることに励み、頼ってもらえる警察官になれたら」と話していた。
卒業生は同日付けで串本署を除く県内13署に配属される。
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