国際線旅客99.8%減 5月の関空利用状況

関西エアポート㈱は25日、関西国際空港の5月の利用状況を発表。新型コロナウイルスの世界的流行による出入国制限や移動自粛の影響が続き、総発着回数は3767回(前年比79%減)、国際線発着回数は2798回(同79%減)、国際線旅客便発着回数は401回(同97%減)、国内線発着回数は969回(同77%減)と、いずれも激減した。

国際線は本国帰還者を運ぶレベルの運航に限られ、国内線も緊急事態宣言の延長などにより、最低限の旅客需要に対応する程度の便数にとどまった。

航空旅客数をみると、総旅客数は3万6113人(前年比99%減)、国際線旅客数は4597人(同99・8%減)に激減し、国際線旅客数のうち外国人は2589人(同)、日本人は1590人(同)。国内線旅客数は、国際線よりやや減少幅は小さいものの、3万1516人(前年比95%減)に落ち込んだ。

一方、国際貨物便は、旅客便減少により供給が逼迫(ひっぱく)し、発着回数は前年比97%増の2225回に大幅に増加した。国際貨物の扱い量は5万4753㌧(前年比10%減)だった。

新型コロナの影響で航空利用は激減が続く

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