増床など医療体制強化 感染拡大で仁坂知事
仁坂吉伸知事は4日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大への対応として、感染まん延期に備えて医療提供体制を強化するため、病床を現在の165床から400床に増やし、さらに宿泊療養を準備すると明らかにした。
新規陽性患者数の増加を受け、県は約2週間前から、休業要請の対象となる施設を中心に、ガイドラインの順守の依頼と各施設の状況調査を実施。劇場や運動施設、商業施設では100%順守されているが、最も割合が低いライブハウスで60%、次いでパチンコ店で79%にとどまっている。
仁坂知事は「未達のところについては店と議論しながら協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
病院や福祉サービスの従事者には特に注意が必要とし、濃厚接触者は一度検査で陰性になっても経過に注意すること、クリニックなどには疑わしい症例を積極的に発見し、保健所につないでほしいと協力を求めた。
盆の帰省時期の何らかの規制については、「今はとやかく言うつもりはない。どうもこれはやばいという時期があれば(制限などを)申し上げたい。帰省をする場合は安全な生活と外出をしてもらいたい」と述べた。
関連記事
同じカテゴリのニュース一覧
- 高大生の動向も把握へ 和市人口対策本部会議(05/02/2024)
- 海の環境に関心を 和歌山海保の岡本部長が来和(05/02/2024)
- 各界の功労たたえ 春の叙勲県内38人が受章(05/01/2024)
- 春の褒章に県内2人 各界での功労たたえ(04/28/2024)
- 賃上げの持続等訴え 連合和歌山メーデー(04/28/2024)