河川敷で夕涼み ピクニックイベントにぎわう
南海和歌山市駅周辺で、紀の川の魅力を体感する「夕暮れのシエキノカワでピクニック。」が13日、和歌山県和歌山市の紀の川第5緑地で行われ、家族連れらでにぎわった。
市駅周辺の公共空間を活用する社会実験「市駅“グリーングリーン”プロジェクト」と市駅まちづくり実行会議が実施。ことしは新型コロナウイルス感染対策のため規模を縮小し、河川敷でゆったり過ごす時間をコンセプトに、涼しくなる昼から夕方にかけて開催。予約制のバーベキューとカヌー、コーヒーやクラフトビールを販売するカフェテリアがずらり。ラグが貸し出され、川沿いに並ぶハンモックでくつろぐ姿も見られた。
開放スペースではコーヒーやビールを手に夕涼みする大人たちや、草むらに入って虫を採る子どもが走り回り、バーベキューエリアでは焼きたての肉やマシュマロを味わう家族連れの姿が見られた。
市内から家族で訪れた橋本直樹さん(46)は「こうして河川敷でゆっくり過ごせるのはあまりない機会なので、家族一緒に過ごせる時間もいいなと思いました」、拓弥君(10)と彩加ちゃん(5)のきょうだいは「バッタやコオロギを捕まえて遊んだ。家が川の反対側にあるので、見える景色が違って、こっちから見るとゆったりしてる」と話していた。
同実行会議で和歌山大学観光学部の永瀬節治准教授は「ことしはキーノ和歌山も開業し、市駅周辺、裏側の河川敷もPRできる良いタイミングになったのでは。今後も盛り上げていきたい」と話した。
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