和歌山城も迎春準備 天守閣楠門にしめ縄
2020年もいよいよ押し迫った28日、和歌山県和歌山市の和歌山城天守閣では正月の準備が行われ、楠門(くすのきもん)の通称で知られる二の門に大しめ縄が飾り付けられた。
しめ縄は、長さ約2・2㍍、一番太い部分の直径が約30㌢、重さは約7㌔。この日は市の職員5人の手で、門の高さ約3㍍50㌢の位置に取り付けられた。
市勢の発展、市民の幸せを祈念し、1959年から60年以上続いている縁起物で、1月7日まで飾られる。
楠門をくぐると、天守閣の入り口正面には鏡餅と生け花も飾り付けられ、新春に和歌山市のシンボルを訪れる人々を出迎える。
ことしは新型コロナウイルスの影響で天守閣は一時閉鎖され、インバウンドは激減し、来場者数は例年の約4割まで落ち込んでいる。
市和歌山城整備企画課の小西昌太郎企画員(42)は「新型コロナで大変な一年だったので、来年は落ち着いた一年になるよう願って飾り付けています」と話していた。
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