大豊作で出荷ピーク 極太たっぷり布引大根

 和歌山県和歌山市布引地区特産の「布引大根」が出荷のピークを迎えている。ことしは天候に恵まれ「大豊作」。来年2月下旬までに、大阪や京都など近畿の百貨店やスーパーに約5000㌧を出荷する。

 海岸部の水はけの良い砂地で育つ布引大根は、極太で真っすぐ、きめの細かい白肌が特長。水分量が多く柔らかいことから、おでんやぶり大根といった煮物の他、サラダや漬物にも向いている。

 JAわかやま南部営農センターによると、ことしは秋以降に気温の高い日が続き、適度な降雨に恵まれたことから水分を多く吸い上げ順調に生育したという。センターの担当者は「ことしは例年より収穫量も多く、見た目もボリューム感たっぷり。ぜひ味わってください」と話していた。

箱詰めされ、出荷を待つ布引大根(和歌山市のJAわかやま南部営農センターで)

箱詰めされ、出荷を待つ布引大根(和歌山市のJAわかやま南部営農センターで)

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