音の出る信号設置 ラジオチャリティー募金
目が不自由な人が安心して横断歩道を渡れるよう、音の出る信号機を設置するための募金活動「ラジオチャリティーミュージックソン」の街頭募金活動「愛の泉」が23~25日、和歌山県内各地の商業施設などで行われ、岩出市中迫のオークワミレニアシティ岩出店では、ボーイスカウト那賀第4団(宮本晴生委員長)の団員や保護者、県立那賀高校のボランティア部員らが店の入り口前で募金を呼び掛けた。
ラジオチャリティーミュージックソンは和歌山放送など全国各地のラジオ局が参加。毎年冬に募金を呼び掛けており、今回が33回目となる。これまでの活動により、県内には音の出る信号機97台が設置された。
ボーイスカウト那賀第4団は毎年同店で募金活動をしており、この日は小学2年生から中学3年生までの隊員と保護者ら約50人が参加。那賀高ボランティア部の部員や市交通安全母の会の会員らと共に約1時間、募金を呼び掛けた。
募金箱を手にした隊員たちは寒さに負けることなく、買い物客に「募金にご協力お願いします」と呼び掛け、買い物客から「何の募金ですか」と尋ねられると、「音の出る信号機をつくるための募金です」と答え、多くの人が募金に応じていた。
小学5年生の徳永珠優さん(11)は「簡単には募金してもらえず、難しかったけど頑張った。良い取り組みだと思う」と話していた。
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