猪目に願い込め 伊太祁曽神社が縁結び絵馬
和歌山県和歌山市の伊太祁曽神社(奥重視宮司)はバレンタインデーにちなみ、イノシシの顔絵馬にハート型の猪目(いのめ)模様を描く恋愛成就祈願を勧めている。
猪目模様は、イノシシの目の形に由来する日本で古くから用いられている文様。ハートマークを逆さにしたような形で、魔よけや火よけ、福を呼ぶなどの意味があり、寺社の建物の金具や「懸魚(けぎょ)」と呼ばれる屋根飾りなどに使われていることも多い。
同神社は、ことしのえとにちなんでイノシシの顔絵馬を用意(初穂料500円)。なくなり次第終了。目を描いていないため、猪目模様以外を描き込んでもよい。裏面は願い事と名前を記入できる。
また、自分で描いた猪目や同神社で見つけた猪目をSNSでハッシュタグ「#いのめ」を付けて発信することも勧めている。
同神社は「縁結びの神様である大国主命の命を救ったのが、伊太祁曽の五十猛命(いたけるのみこと)。大国主命につながる神様なので、お参りに来てもらいたい」と話している。
問い合わせは同神社(℡073・478・0006)。
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