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仁木さん右の説明を聞く来場者 |
和歌山市黒田の仁木幸峰さん(80)の書道作品展 「ありがとう個展」 が29日まで、 同市岩橋の紀の国文化センターで開かれている。
元大工の仁木さんは9年前に市の老人大学で書道を習ったのをきっかけに、 その楽しさに引き込まれた。 ことし3月に迎えた金婚式の祝いを兼ねて書道展を開くことになった。
9年間で書いた約70点を展示。詩や歌、 般若心経のほか、 日ごろの生活の中で心に残った言葉を仮名や篆書(てんしょ)、 隷書(れいしょ)で表現。 また、 大工の技を生かして作品を飾るびょうぶや額などを手作りしている。
同市紀三井寺の多中裕子さん(63)は 「(作品作りは)幾つから始めてもできると感じた。 作品からわくわくするような気持ちが伝わってきますね」 と笑顔で話していた。
仁木さんは 「向上心と夢を持って進んできた。 書や日ごろの生活への感謝の気持ちがみんなに伝わればうれしい」 と話している。
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