2011年06月28日

04.文化・くらし

和歌浦の県公館活用 毎月第4日曜に演奏会

第1回は琴の演奏があった - 和歌浦の県公館活用 毎月第4日曜に演奏会

第1回は琴の演奏があった

音楽でまちづくり。和歌山市和歌浦中の県公館を活用してもらおうと、市民団体「和歌の浦Mプロジェクト」(宮下啓司代表)は同館の一般公開日(毎月第4日曜)に合わせて定期的に演奏会を開いていく。26日には1回目の演奏会があり、訪れた人はゆったり、のんびりとしたひとときを過ごした。

同団体は、同館を地元で守るまちづくりを目指し、これまでチャリティーコンサートなどを開催。同館は申請すれば誰でも利用できるが、敷居が高く見られがちで、いわば宝の持ち腐れ状態となっている。今後は広く地域の人に知ってもらおうと、毎月の公開日に合わせて演奏会を開き、来館を呼び掛けていく。日本庭園にふさわしい伝統楽器を中心に演奏し、涼しくなれば園庭の芝生の上での開催も視野に入れているという。

この日は、琴とオカリナの演奏があり、琴は紀美野町の演奏家・田口真澄さんと、紀の川市貴志川町の弟子の和田里奈子さんが共演。江戸時代に作曲された名曲や三味線とのコラボもあり、来場者はしっとりと流れる心地よいメロディーに酔いしれていた。原発事故を受けて東京から避難してきた山本典花さん(36)と風花ちゃん(5カ月)、夫の上ノ町正孝さん(49)は「すぐそばで生演奏してもらい、ぜいたくな時間を過ごせて良かった」と楽しんでいた。





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