2009年03月04日

04.文化・くらし

女性だけの「サロン・ド・K」

090304bun.jpg

今度のテーマ「和歌浦天満宮」の下調べに訪れたメンバー

自分たちが知りたいと思うさまざまなことを、和気あいあいと学んでいる女性グループがある。平成18年秋に、女性が互いに学び合い元気づけ合う場にと12人で発足した「サロン・ド・K」。多彩なテーマの定例会には毎回20 - 30人が参加。4月1日の「和歌浦の魅力を探るPartIII」で12回を数える。代表の土井視保さんは「互いに啓発し合えることがうれしい」と話している。

メンバーは和歌山市内に住む50代の女性が中心で仕事を持つ人も。ベーステーマはほぼ隔回で開く「茶道のこころ」で、メンバーの山本令江さんを講師に、ノウハウではない、お茶の心や日常生活にも使える話を学ぶ。
ほか「自分を知る」「法話と散策」「音楽にしたしむ」なども実施。昨年秋からは和歌山城周辺や和歌浦の歴史散策も始めた。メンバーの神保紀代子さんは、「住んでる和歌山を知らないということ、素晴らしい物や歴史がたくさんあることに気づきました。気づくことが私たちの一番の望み。女性が変われば子どもも家庭も変わるとの願いもあります」と話す。
土井さんも「我々の世代は家庭や仕事の縛りがなくなり、これからどう生きていこうか考えている。その時欲しいのが、お茶の心に触れることだったり和歌山の歴史を知ることだったりする」。
12回定例会は和歌浦天満宮から章魚頭姿山(たこつしやま=高津子山)がテーマ。準備のため当日の講師小林護さんと同宮を訪れた土井さんと神保さん、郷間俊子さん、蓮尾公子さんは、質問するなど興味津々の様子。近くに顕彰碑がある日本式飛行船発明者の山田猪三郎やその子孫の話には、「知らなかった。勇気づけられますね」と笑顔で予定のコースを散策した。
同サロンの講師は3回目という小林さんは、「外に出て、しかも集団で自分の教養を求める姿勢は素晴らしい」と高く評価。
郷間さんは「来るたびにいろいろ発見でき、帰ってから家族にも伝えています。影響がありますよ」。蓮尾さんは「言いやすい仲間で楽しい。これからも自分を高めたい」と話している。



Englishbm_trans.gif  印刷print    はてなブックマークに追加 del.icio.usに登録 Buzzurlに登録 Yahoo!ブックマークに登録 livedoorクリップに登録


04.文化・くらし] 同カテゴリの記事

04.文化・くらし - 同カテゴリの記事








sinkipage.gif
カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif