国費で全面復旧へ 台風被害の粉河運動場
グラウンド復旧のため積まれた盛り土
2年間で3度の台風被害に遭い、 土地の半分が使えなくなった紀の川市粉河の粉河運動場について、 河川を管理する国が全面復旧させることを計画していることが分かった。 同運動場は平成27年の 「紀の国わかやま国体」 のソフトボール会場となる予定だが、 被害により計画の見直しが検討されていた。 市は 「厳しい財政状況の中、 国費で復旧してもらえることはありがたい」 と感謝している。
被害に遭ったのは5面ある運動場の約2万9000平方㍍。 川に沿って長方形だった運動場の土は、 3度の台風により川上から斜めにそぎ落とされていた。
国は、 台風12号の被害前に行う予定だった工事の予算 (約9700万円) で治水工事を開始。 左岸側の土砂を取り除き、 運動場に負担を掛ける原因になっていた水の流れを変える。 回収した土砂は運動場の土台として利用するといい、 運動場には現在、 改修に使われるとみられる盛り土が高く積まれている。
来年度の予算で全面復旧に向けて事業を進めていく。
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