海南高校 ひな人形のストーンアート制作中


わいわいと楽しみながら取り組む生徒会メンバーら

 海南市大野中の県立海南高校(髙垣正儀校長)の生徒会メンバー26人が、石にひな人形の絵を描く「ストーンアート」に取り組んでいる。町中にひな人形を飾るまちおこしイベント「第2回紀州海南ひなめぐり」(2月1日~3月3日)に向けた初めての取り組み。生徒会は「若い人や男性にも見に来てほしい」と張り切っている。

 昨年12月上旬から、生徒会書記の森下隼豊君(16)、副会長の堤下真希さん(17)の2人が同イベントの実行委に加わり、週1回の会議に参加し、大人と一緒に本番の成功に向けて取り組んでいる。ストーンアートは会議で出た案を2人が生徒会に持ち帰り、同校の出し物として制作している。

 石は約50個あり、手のひらサイズから、片手では持てない重い石まで大小さまざま。アクリル絵の具を使い、「紀州雛(びな)」の青と赤の色を基調にしてお内裏(だいり)様とおひな様を描いている。子どもが楽しめるようかわいい絵柄になるように意識したという。石をどこに飾るかはまだ未定だが、趣向を凝らした「変わり雛(びな)」として観光客の注目を浴びそうだ。

 森下君と堤下さんの2人は「実行委の皆さんと一緒に活動するのは最初は緊張したけど、今は会議とか楽しい。成功させたいですね」と話している。

 また、堤下さんは同校美術部部長も兼ねており、同イベントで行う「スポンジアート」のデザインも手掛けている。

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