これを読めば和歌山通 「全国初の県民手帳」発刊

紀州文化の会
『県民手帳』 をPRする大江さん

 文化の力で和歌山を盛り上げようと活動している 「紀州文化の会」 は、 県の歴史、 産業、 観光、 人物などさまざまなデータを集めた書籍 『あがらの和歌山・全国初の県民手帳』 を21日に発刊する。 同会は 「和歌山の現在、 過去、 未来の宝物が詰まった本。 これを読めばあなたも和歌山通(つう)です」 と話している。

 同会は平成16年に発足し、 会員は企業経営者ら9人。 和歌山の魅力を紹介する 「あがらの和歌山」 シリーズの出版などの活動を続け、 今回がシリーズ6冊目となる。 既刊の5冊は計約1万8000部を売り上げた。

 今回の本はB5版、 416㌻。 和歌山の歴史年表や人口の推移などの基礎データに加え、 和歌山が日本一や発祥の地であるもの、 創業100年を超える老舗企業一覧、 県内娯楽施設の歴史、 過去の長者番付などのユニークなデータを収録している。 これほど県の詳しい情報を詰め込んだ本は今までないだろう、 との自負を込めて 「全国初」 と銘打った。

 巻頭カラーには、 各分野で活躍中の和歌山人15人を 「トップランナー」 として紹介。 「わかやまの未来年表」 には、 和歌山の著名人の生没年や歴史上の出来事から何周年を迎えるかなどの情報が、 約1000年先まで収録されている。

 同会事務局長の大江寛さん(63)は 「和歌山を元気にするお手伝いがしたいとの思いで作った。 本書を読んで和歌山の強みや弱みを知り、 問題意識を持って考えるきっかけにしてほしい」と話している。

 定価2200円、 初回発行2000部。 問い合わせは大江さん (℡090・1222・6495) へ。

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