一生一緒に…いこらぶ 和歌山市が出会いの場を提供


「いこらぶ和歌山2012」のロゴ

 和歌山市は、 独身の男女などを対象に出会いの場を提供する事業 「いこらぶ和歌山2012」 を、 8月から来年2月にかけて実施する。 新たな世代の誕生を促し、 市内の人口増加を目指す少子化対策の一環。 中核市で初の取り組みとなる、 独身の子を持つ親向けの 「代理出会いの場」 も提供する。

 市子育て支援課によると、 市は平成22年度から 「元気わかやま少子化対策事業」 の一環で、 出会いの場を提供する事業を展開している。
 本年度は6回のイベントを開く。 ゴルフや乗馬などこれまでにない舞台と趣向も用意し、 出会いの時間を演出する。

 「代理出会いの場」 は、 親同士が集まり、 わが子に代わって人生のパートナーを探す。 出会いの場に関する市への要望や問い合わせは、 独身者よりも親からが多いとのことで、 今回新たに、 親を対象にしたイベントも企画した。

 同事業の実績を見ると、 22年度は9回のイベントに495人(男239人、 女256人)が参加、 65組のカップルが成立した。 23年度は3回の定員180人に840人(男196人、 女644人)の申し込みが殺到。 18組のカップルが生まれている。

 市内で結婚したカップルは、 18~22年の5年間は年に2000組前後で推移し、 出生数は23年までの5年間はいずれも3000人前後。 減少傾向には至っていないが、 少子高齢化により出産可能年齢の世代は確実に減少するため、 同課は 「結婚、 出生数とも上向きにしていきたい」 と話している。

 参加条件は、 同市在住、 在勤、 または結婚後に市内に定住する意思がある20~40歳代の独身の男女、 独身の子を持つ親。 学生は不可。

 問い合わせは、 運営会社の㈱日本テクノ 「いこらぶ事務局」 (℡073・479・5188)。

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