海南市勢が男女制す 全日本バレー小学生和歌山県決勝大会


 

第32回ファミリーマートカップ・全日本バレーボール小学生大会県決勝大会は17日、 和歌山ビッグホエールで開かれ、 男子は4年ぶりに紀の国VBC、 女子は3年ぶりにSTARSが制し、 海南市勢がアベック優勝を飾った。 10日に引き続き大会2日は男子が4強、 女子が8強による熱戦が繰り広げられ、 男子決勝では上富田にリードを奪われながらも紀の国が、 主将の楠本やエース池内を軸に攻撃的なサーブと多彩な攻撃で逆転した。 女子決勝は第1セットを競り勝ったSTARSが、 後半も西村や硯を中心に攻守にわたり南部を圧倒、 男女ともにセットカウント2―0で激戦を締めくくった。 優勝チームは8月7日から川崎市とどろきアリーナで開催される全国大会に出場する。 和歌山市勢では男子の福島、 女子の城北が3位と健闘した。しんぽう写真館はこちらから

◇男子決勝
紀の国2(24―22、21―18)0上富田
上富田のリードで始まった第1セットは紀の国が追いつき、 上富田が引き離す展開となったが、 17―20と上富田のセットポイントから紀の国が、 抜群の粘りを発揮。 山本の巧みなトスと池内のスパイクでリズムをつかむと、 相手にミスが連発、 24―22の逆転で第1セットをもぎ取った。 第2セットは開始早々に上田の連続サービスエースで、 紀の国が主導権を握ると、 楠本のライト攻撃や田中の速攻、 木下のサーブもさえ、 20―18で迎えたマッチポイントは相手のサーブミスで決着。 4年ぶり3回目の全国切符を手にした。

紀の国・山本監督は 「プレッシャーで選手たちは、 本来の力が発揮できなかった。 苦しみながらも優勝できたのは安定したレシーブだと思う。 全国では自分たちのバレーでベスト8を目指す」 とし、 楠本主将は 「決勝は厳しい試合だったが、 みんな負けないという気持ちで戦った。 全国でも頑張る」 と元気に答えた。

◇女子決勝
STARS2(22―20、21―12)0南部
第1セットの終盤19―19で並んだ両チームだが、 息詰まる攻防の中、 STARSは鯨の冷静なフェイントが決まり、 21―20のセットポイントも相手のミスを誘い、 第1セットを先取した。 第2セットは南部の反撃に序盤先行されたが、 硯のサーブエースや西村のスパイクをはじめスピードを生かした攻撃ですぐに逆転。 南部にミスが相次ぎ、 中盤で一気にリードを広げると、 20―12のマッチポイントでは、 主将森本の鮮やかなサーブが決まり、 3年ぶり2回目の全国を勝ち取った。

STARS・西村監督は 「選手がよく頑張った。 ずっと南部対策に取り組み、 攻撃面では十分の成果を発揮した。 全国では前回のベスト16以上、 日本一を目標にしたい」 とし、 森本主将は 「最後のサーブを決めれて良かった。 どんなピンチにも、 チームのみんなの勝ちたいという気持ちが、 相手チームより強かったから優勝できた。 全国も優勝を目指したい」 とほほ笑んだ。