紀の川市の中学生が全国大会へ 女子ハンドなど


初出場を決めた荒川女子ハンドボール部

 紀の川市の荒川中学校女子ハンドボール部、 粉河中学校水泳、 貴志川中学校水泳、 陸上の生徒が今月開かれた近畿大会を勝ち上がり、 19日 (水泳は21日) から全国大会に出場する。 女子ハンドボールは県から初めての出場 (県開催大会を除く)。 活躍に市民の期待も膨らんでいる。

 荒川中女子ハンドボール部 近畿大会の3位決定戦で大住 (京都) を21―12で下し、 全国切符を勝ち取った。

 近畿大会の初戦では大淀 (大阪) を相手に2人の退場者を出しながらも17―14で勝利を収めると、 2回戦の大瀬 (奈良) を25―18で破り、 準決勝へ進出。 培良 (京都) には敗戦を喫したが、 3位決定戦を勝ち抜いた。

 チームはセンターの坂本、 ポストの若林、 正45°の狹間を中心とした攻撃で得点を奪った。 他校から注目を浴びた積極的な守備も光り、 念願の全国切符を獲得した。

 森慧子監督 (26) は 「春の全国大会では悔しい思いをしていたので、 その気持ちが表れた大会だった。 試合を勝ち上がるたびにチームは成長できた」 と振り返った。 エースの狹間やよい主将 (15) は 「優勝したかったけど全国大会に行けてよかった。 まずは初戦を突破したい」 と話した。

 粉河中水泳 西勇柊君 (14) は近畿大会男子100㍍自由形で1位、 同200㍍で2位に輝いた。 同校は400㍍メドレーリレーでも5位に入り、 全国切符を手にした。

 西君は 「支えてくれた皆さんに感謝します。 県の代表という自覚と誇りを持って精いっぱい戦います」 と意気込んだ。

 貴志川中水泳、 陸上 藤原直輝君 (15) は同大会水泳競技の男子100㍍平泳ぎで1位、 同200㍍で2位の成績を残した。 新宅康弘君 (14) は同大会男子棒高跳びで4㍍10㌢をマークして1位。 県では同競技で全国大会出場は初めて。

 藤原君は 「全国大会では決勝に残りたい」、 新宅君は 「できる限り頑張りたい。 目標は決勝へ進出すること」 と力強く話した。

 〔荒川中女子ハンドボール〕 狹間やよい、 鈴木美海、 坂本雅、 池本亜未、 東田明莉、 岡前美波、 若林志帆、 柏木宏美、 阪中玲奈、 峰野優花、 太田萌瑛、 加山梨花、 児玉愛佳、 岡彩莉、 髙瀨温稼

 〔粉河中水泳〕 西勇柊、 栂野壱式、 松浦迅、 土井隆太郎、 松下竜

 

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