当選ラインは9300票? 岩出市長選


 

 岩出市長選(30日投開票)は終盤戦に突入。新人尾和弘一候補(65)=無所属=と現職中芝正幸候補(69)=同、民主・自民・公明・社民推薦=は票の積み上げに全力を挙げている。9月2日現在の選挙人名簿登録者数は4万1281人。投票率45%と仮定すると投票者数は1万8576人となり、9300票程度が当選ラインと見られている。

 中芝候補と新人2人が立候補した前回(平成20年)は投票率46・98%、投票者数1万8433人で、中芝候補は1万175票、無所属新人は5722票、共産新人は2238票を獲得している。

 尾和候補は26日、自転車での草の根運動を展開。中迫や西国分の団地を回り、経済的な負担となるごみ袋有料化の廃止や、中学生までの医療費無料化などの施策を訴え、若い主婦らに支持を訴えた。

 一日7、8カ所で街頭演説もこなし、根来の事務所駐車場前での朝立ちも欠かさない。陣営は「毎朝同じ場所に立つことで有権者に印象付けできている。家から出てきてくれる人も目立つようになった」と話す。

 同日、各種団体の支持を受けて盤石の戦いを続ける中芝候補も選挙への関心の低い若年層の投票率を上げようと、中迫のスーパーで買い物客に握手を求めてアピールした。朝はJR岩出駅前に立った。岩出地区を中心に街宣車で巡回し、同地区内の企業あいさつを重ね、街頭演説と合わせて10カ所を回った。

 27日からは個人演説会も開いている。陣営は「いまだに盛り上がりに欠ける。投票率を上げられるよう、出会いをつくりたい」と話す。

 26日現在の期日前投票者数は858人。

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