本紙記者ら、吹上小で新聞の授業


記事の見出しを相談する児童ら

 和歌山市立吹上小学校 (北畑嘉之校長) の5、 6年生がふるさと和歌山・吹上の素晴らしさを学び、 学習成果を本紙と地域で発表するプロジェクト。  5日、 6年生61人の授業にプロジェクトの呼び掛け人、 同校OBの次田尚弘さんと本紙記者がゲストとして参加し、 記事の書き方や読者の目を引く工夫などを学んだ。

 本紙の須磨伸一記者は、 新聞記事について、 一番伝えたい内容を最初に書き、 説明を加えていく 「逆三角形」 で書くことを説明。 読者に興味を持ってもらうには、 記者が 「楽しい」 「面白い」 という気持ちを持つことが大切と話した。

 6年生は夏休みから、 和歌山の歴史や名所、 地元商店などの調査、 取材を始めており、 記事を書く上での工夫などの質問も活発に寄せられた。 授業では、 今後の紙面作りに生かすため、 記事に見出しと写真説明を付ける体験なども行った。

 児童は 「見出しを付けるとか突然でびっくりしたけど、 すごく勉強になった」 「いろいろ質問できてよかった」 などと感想を話した。

 次田さんは「探求心を持って取材し、知り得た情報を分かりやすく発信して、みんなで共有しようという思いを、子どもたちは受け止めてくれたと思う」と話していた。プロジェクトは本紙の創刊20周年記念事業の一環。

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