和歌山県代表の森自動車に期待 26日~全日本軟式野球大会


2年連続出場で期待の森自動車ナイン

 社会人軟式野球の最高峰として注目される天皇賜杯第67回全日本軟式野球大会が、26日から沖縄県の沖縄セルラースタジアム那覇で開幕する。前回優勝のパナソニック鳥取をはじめ各都道府県代表57チームがトーナメントで激突。2年連続出場の県代表森自動車(和歌山市)に地元の期待も高まっている。攻守にまとまり全員野球で、県予選を圧勝したパワーは実力十分、初戦突破をステップに大舞台での紀の国旋風が楽しみ。

 昭和21年に第1回大会が開かれ、第3回大会から天皇杯が下賜された権威と伝統ある大会には、甲子園経験を持つ実力選手の参加も多く、半世紀を超え様々な感動のドラマを繰り広げてきた。

 2年連続で県代表切符を勝ち取った森自動車は、智弁和歌山出身の主砲・芝本を中心に近大新宮出身の若手・宮本、市和歌山商(現市和歌山)出身の中家と並ぶクリーンアップは長打力を秘め、勝負強さも光る。クリーンアップの前後も俊足巧打の個性あふれる選手がそろい、県予選3試合で25点を挙げたどこからでも得点に結びつける打線は、相手投手にとって脅威。

投手陣は、和歌山工出身のエース峯と、滝川第二出身の下條の本格派2人が両輪で、抜群のコントロールで打者を追い込むマウンドさばきは、内外野の堅守とともに、森監督の信頼も厚い。

 1回戦では、石川県代表のコマニー㈱と対戦。激戦に向け森自動車ナインも闘志を燃やしている。

 《森自動車》監督=森正樹▽主将=田上和雅▽選手=林孝至、中澤拓磨、峯弘季、下條達也、橘山泰典、竹内忠、中家源一郎、宮本祐樹、坂本直人、上荒磯泰宏、辻本裕也、山本和知、村上忠行、山本亮、芝本茂、松尾豪大

県予選結果

 ◇1回戦=松源球友会(和歌山市)10―2三好漆器(海南)▽和歌山県庁(和歌山市)6―1TONEN(有田)▽チュッパチャップス(西牟婁)4―1きのくに信用金庫(和歌山市)▽森自動車7―1達磨クラブ(日高)◇準決勝=和歌山県庁④―4松源球友会※県庁の抽選勝ち▽森自動車8―3チュッパチャップス◇決勝=森自動車8―1和歌山県庁

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