初サンデー、各候補走る 参院選


演説で支持を訴える候補者

 参院選 参院選公示後最初の日曜日を迎えた7日、県関係の選挙区、比例区各候補の動きは、県都・和歌山市を中心とした街宣活動が目立った。真夏日の暑さと強い日差しの中、人通りの多い駅やスーパーマーケット前などでの街頭演説、個人演説会などを精力的にこなした。

 和歌山選挙区各候補を見ると、幸福実現新人の久保美也子候補(52)は、和歌山市のJR和歌山駅前や海南市の商店街などで江夏正敏党幹事長と共に街頭演説のマイクを握った。尖閣諸島周辺での中国の領海侵入を例に「自分の国を自分で守る国防体制の強化のため、憲法9条の改正が必要」などと訴えた。

 共産新人の原矢寸久候補(61)は、午前は海南市、午後は和歌山市で活動し、量販店前や団地などで街宣。3カ所で個人演説会を開いた。アベノミクス批判など自民との対決を前面に、「景気回復には賃上げが必要。国民の思いを受け止められるのは共産党だけ」と訴えた。

 自民現職の世耕弘成候補(50)は、内閣官房副長官の職にあることから、公示の4日に和歌山市や紀の川筋を街宣した後は地元を離れ、閣議や党公認候補の応援で全国を移動。ツイッターでその日の行き先などを伝えており、6日は大阪と京都、7日は富山と石川で活動した。

 また、比例区の自民元職・大江康弘候補(59)は、7日は有田市と海南市、和歌山市北部などを終日街宣し、夜には和歌山市内で個人演説会を開いた。

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