桐蔭が全国3位 高校・大学生書道展


それぞれの作品を手に笑顔の書道部員たち

 学生書道のグランプリ「第18回全日本高校・大学生書道展」(公益社団法人日本書芸院など主催)の団体・高校の部で、県立桐蔭高校書道部が3位に輝いた。部員たちは「まさかの入賞にびっくり。みんなの団結力でもらえた賞」と喜びいっぱいに話している。

 漢字、かな、調和体、篆刻(てんこく)の4部門に、全国から1万282点の応募があった。団体は、個人作品のポイント合計で決まる。中高15人の部員たちは、8位だった昨年を上回る結果を残したいと、一丸となり週2回の活動で練習を重ねてきた。

 1人1点ずつほどの出品だった昨年と違い、ことしは3部門にわたって挑戦するなどし、多部門での入賞者もあった。

 25日に大阪市で行われた表彰式には部員10人で出席。多くの優秀作品にふれ刺激を受けたという。

 2年生で部長の小谷直杜さん(16)は「個性豊かなメンバーで、和気あいあいと楽しく書いています。『桐蔭といえば書道部』と思ってもらえるようになりたい」と笑顔。書家で、指導に当たる非常勤講師の高橋佳子さん(45)は「毎年少しずつ『先輩を超えよう』と、心一つに集中力のある生徒たち。一生涯続けられる書道の、字を書く楽しさの基礎になれば」と話している。

 部員たちは現在、9月19、20日の同校文化祭での野外パフォーマンスに向けて猛練習中。「一体感やつながりを再確認する。書道の楽しさを全身を使って表現したい」と意気込んでいる。

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